妊婦さんが美容室に行く時は、気になることがたくさんあると思います。
たとえば、「ヘアカラーをしても良いのかどうか?」などですね。
なので、今回は妊婦さんが美容室を利用する時の疑問にお答えします。
最後に妊婦さんにおすすめの髪型もお伝えしていますので、ぜひ参考にしてみてください。
こんな方におすすめ
- 妊婦さん
- 家族や友達に妊婦さんがいる
- 妊婦さんでカラーをどうしようか迷っている方
- 子供さんが生まれた後の髪型をどうしようか迷っている方

記事の内容
- 妊婦さんにおすすめの髪型
- ヘアカラーをする時のポイント
- 妊婦さんにおすすめのヘアカラー
- 妊娠中のパーマについて
- 妊婦さんの美容室での注意ポイント
妊婦さんにおすすめの髪型
妊婦さんにおすすめの髪型はいくつかありますが、今回はその中でも1つお伝えします。
まず大きく2つに分かれます。
それは
・結べなくても良いか?
です。
この2つで、ある程度の長さが決まってきます。
あまり長すぎると、赤ちゃんが産まれた時に色々面倒だと思いますので、おすすめは長くても鎖骨ぐらいの長さですかね。
短くできる方は短い方が良いと思います。
形はワンレングスのボブスタイルがおすすめです。
これはどんな形かと言いますと、レイヤー(段)が入っていなくて全てを同じ長さで切り揃えるボブスタイルです。
わかりやすく言えば、おかっぱです(笑)
このスタイルの良いところは伸びてきても形をあまり調節しなくても良いところです。
なので、デザイン的に長持ちします。
さらに、この髪型は日本人の骨格に合いやすいです。
とはいえ、前髪は切らないことをおすすめします。
前髪を作ってしまうと、伸びてきた時にどうしても分けてしまいますよね。
その時に中途半端になりやすいです。
それなら初めから、前髪は分ける前提にしておいた方がベターです。
妊婦さんがヘアカラーをする時のポイント
妊娠中にヘアカラーやパーマはしても良いかどうか?という疑問があると思います。
これは「妊娠しているから出来ない」ということはありません。
とはいえ、1番気になるのは、お腹の中の赤ちゃんに影響があるのかどうか?ということですよね。
これは今のところ医学的には影響はないと言われています。
ただし、市販のカラー剤は薬剤が少し強めです。
出来れば美容室で、美容師さんにお肌の状態を見てもらいながらカラーリングをすることをおすすめします。
カラー剤には、ジアミンと呼ばれるアレルギーを引き起こす成分が入っています。
ジアミンのアレルギーがもともとある方は急に発症するので、ジアミンが配合されていない薬剤を使うしかありません。
それはヘアマニキュアや、ヘナカラーなどです。
【カラー剤の種類の詳細についてはこちらの記事を参考にしてください】
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アレルギーが発症した時にかゆみだけならいいですが、ヘアカラーによるアレルギーリスクでアナフィラキシーショックを引き起こす可能性があります。
そうなると、重度のアレルギー症状により呼吸困難や意識障害などが起こり、お母さんと胎児ともに危険があります。
このジアミンという成分は、美容室のヘアカラー剤に使われていますが、市販のヘアカラー剤にも使われています。
なので、妊娠中はセルフカラーは特におすすめ出来ません。
お伝えしたようなリスクが多いからです。
【ヘアカラーによるアレルギーリスクはこちらの記事を参考にしてください】
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妊婦さんおすすめのヘアカラー
妊婦さんにおすすめのヘアカラーは2つあります。
・グラデーションカラー
・インナーカラー
この2つです。
この2つは、根元を地毛に近い色でヘアカラーをするデザインなので、新しく黒い髪の毛が生えてきても目立ちにくいです。
なので、長持ちします。
さらに、お肌に薬剤が付くこともありません。
定期的にヘアカラーをしに行けないけど、ある程度明るめの髪の色でいたい方におすすめです。
さらに、赤ちゃんが産まれる直前に、毛先を地毛に近いカラーにしておくことをおすすめします。
その理由は、赤ちゃんが産まれた後に美容院になかなか行けなくても、カラーが目立ちにくいからです。
妊娠中のパーマや縮毛矯正について
妊娠中のパーマについてですが、パーマのお薬はカラーと違って液体です。
なので、デジタルパーマなどのお薬がクリームタイプのものであれば、お肌に薬剤がつくことがないので特に問題はありません。
縮毛矯正も同じくクリームタイプのお薬です。
とはいえ、デジテルパーマや縮毛矯正は、先ほどお伝えしたようにお薬の匂いがきついものが多いので、気をつけてください。
パーマは「液体のお薬なので危険なのでやめましょう」というわけではありませんが、どうしてもお肌に直接お薬がついてしまうのでおすすめしにくいです。
その他のクリームタイプのお薬を使うパーマは、問題ありません。
妊婦さんの美容室での注意ポイント
妊婦さんが美容室滞在中に気をつけていただきたい4つのポイントをお伝えします。
①必ず妊娠中とお伝えしましょう
妊娠初期のお腹が出ていない場合や目立たない場合は、美容師さんが気づかないこともあります。
自分からお伝えして姿勢や体調が悪くなった時はスムーズに対応してもらえるようにしておきましょう。
②お肌に異変があったらすぐにやめましょう
パーマやカラーのお薬でお肌に異常を感じたら、どんな些細なことでもすぐにやめましょう。
妊娠をすると体調に変化が出てお肌が妊娠前よりも敏感になっている方もいます。
「まぁいいや」と思わずにやめましょう。
③匂いに注意しましょう
妊娠後は匂いに敏感になる方もいます。
美容室は、色々な匂いが混ざっているので気分が悪くなることも考えられます。
気分が悪くなったら遠慮せずに美容師さんに伝えましょう。
④楽な姿勢で施術をしてもらいましょう
美容室ではある程度の時間、同じ姿勢で座って施術を受けます。
お腹が大きくなってくると長時間同じ姿勢でいるのが辛い場合もあります。
シャンプーをしてもらう時もそうです。
楽な姿勢で受けられるように遠慮せずガンガン言いましょう(笑)
美容室では気を使うと思います。
とはいえ、美容師さんはどちらかというと「少しでも何かあれば伝えてほしい」と思っています。
デリケートなことは女性スタッフにお伝えするなど、我慢しないようにしましょう。
「ちょっとぐらい我慢しよう」と思いがちですが、妊娠中は何かあると困るので、我慢や遠慮をせずに美容師さんにお伝えてくださいね。
今回のまとめ
妊婦さんにおすすめの髪型は、ワンレングスのボブです。
ある程度結べる長さがある場合も、レイヤー(段)は入れない方が長持ちをします。
ヘアカラーをする時のポイントは、ジアミンによるアレルギー反応に気をつけましょう。
おすすめのカラーは、グラデーションカラーとインナーカラーです。
これは新しい髪の毛が伸びてきても比較的目立ちにくいので長持ちします。
パーマや縮毛矯正は、クリームタイプのお薬であれば危険性は低いです。
液体のお薬が危険というわけではありませんが、クリームタイプは安心かと思います。
妊婦さんの美容室でのポイントは、
・必ず妊娠中とお伝えしましょう。
・お肌に異変があったらすぐにやめましょう
・匂いに注意しましょう
・楽な姿勢で施術をしてもらいましょう
この4つです。
遠慮や我慢をせずに、何かあったらガンガン伝えましょう。
妊婦さんが美容室に行かれる際、髪型やヘアカラーにお悩みの時は以上を参考にしてみてください。
これは、あくまでもぼくの個人的なおすすめなので、もちろん他にも色々な方法はあります。
どういう風にしていくかはお客さんと決めていくことなので、基本的にはオーダーメイドになります。
今回は、多くの妊婦さんに当てはまる内容でお伝えさせていただきました。
ぜひ参考にしてみてください。
ではまた!