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ヘアひとこと豆知識

ヘアアイロンとパーマはどちらがダメージをするか?

髪型を変える時に「自宅で自分でスタイリングが出来るかどうか?」ということを、ほとんどの方が思いますよね。
その中でも「パーマをかけた方が良いか?ヘアアイロンで自分で巻いた方が良いか?」と悩むことが多いと思います。
特に、今回は「ダメージの比較」をお伝えしたいと思います。
ぜひ髪型を変更する時の参考にしてみてください。

こんな方におすすめ

  • 毎日ヘアアイロンで巻いている
  • パーマをかけるか悩んでいる
  • イメチェンしたい
  • 現在パーマをかけている
  • 髪の毛のダメージが気になる
こんな方の疑問を解決致します。

 

 

記事の内容

  • 毎日のヘアアイロンと1回のパーマはどちらが傷むか?
  • パーマは化学反応のダメージ
  • パーマ直後のトリートメントは要注意
  • パーマは時期やタイミングを考慮する

 

 

毎日のヘアアイロンと1回のパーマはどちらが傷むか?

毎日のヘアアイロンと1回のパーマはどちらが傷むか?

 

髪の毛を傷ませないということは、ダメージを防ぐ最大のポイントです。

では、「毎日ヘアアイロンで巻くのと1回のパーマだったら、どちらが傷みますか?」ということです。

 

どちらもしないことがもちろんダメージはありませんが、髪の毛にカールをつけて華やかにしたいという方もいらっしゃると思います。

 

これは初めに結論を言いますが、どちらかというと毎日のヘアアイロンのほうがダメージを少なくしやすいです。

つまり、1回のパーマの方が傷みやすいです。

 

ただし注意点があります。

ヘアアイロンのほうがダメージを少なくすることは出来ますが、ヘアアイロンの使い方を間違えると、パーマよりも傷む可能性が出てきます。

あくまでもヘアアイロンを傷ませないように使って、なるべくダメージが少なくなるようにしたらということです。

 

ヘアアイロンの傷ませない使い方は、2つのポイントがあります。

・温度に気を付ける
・髪の毛が完全に乾いてからアイロンを使う

この2点です。

 

まずは温度です。

これは大体120℃〜150℃ぐらいの温度で、1つの毛束を挟むのはMAX5秒までを限界にしてください。

毎日ヘアアイロンで髪の毛を巻く場合は、これを守らないとパーマよりも傷みます。

 

次に、髪の毛が完全に乾いてからアイロンを使うことです。

髪の毛に水分が残った状態で高熱のヘアアイロンを当てると、水分が蒸発する時にダメージを与えてしまいます

完全に乾かしてるつもりでも少し水分が残っている場合もあり、意外と完全に乾いていない状態でヘアアイロンを使っている方が多いです。

なので、ヘアアイロンで髪の毛を挟んだ時に水蒸気の煙が出たり、ジューとなったら水分が残ってる証拠です。

これも髪の毛がかなり傷みます。

 

この2点をしっかり守ってもらえれば、1回のパーマより毎日のヘアアイロンの方がダメージは少なく出来ます。

 

【ヘアアイロンについてはこちらの記事を参考にしてみてください】

ヘアアイロン
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パーマは化学反応のダメージ

パーマは化学反応のダメージ

 

ヘアアイロンによるダメージは熱のダメージです。

パーマはお薬を使いますので、化学反応のダメージです。

 

同じダメージでも種類が違います

 

パーマによる化学反応のダメージは、お薬が髪の毛に残って髪を傷める原因になります。

実はパーマやカラーは、美容室に行ってパーマやカラーをしている時だけ傷んでいるのではありません。

そのあと自宅に帰ってからも、パーマやカラーのお薬が必ず髪の毛の中に残っています

それが傷みの原因の1つにもなります。

 

パーマをかけたことがある方はわかると思いますが、パーマをかけると髪の毛が乾燥しやすくなりますよね。

これは、パーマのお薬に入ってるアルカリの影響によって、髪の毛はアルカリ性になります。

 

ちなみに、健康な髪の毛はお肌と同じで弱酸性です。

なので、髪の毛がアルカリ性になってしまうと、髪の毛の外側のキューティクルが開いて乾燥しやすくなります。

パーマの後は、その残っているアルカリを取り除くことがすごく大事ですが、どうしても全てを取り除くのは難しいのです。


パーマ直後のトリートメントは要注意

パーマ直後のトリートメントは要注意

 

ダメージを気にするときは、トリートメントを思い浮かべますよね。

 

【トリートメントについてはこちらの記事を参考にしてみてください】

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しかし、パーマをした直後のアルカリ性になってしまった髪の毛に、トリートメントをしっかりしてしまうと、トリートメントが外側をコーティングしてしまうことになります。

つまり、アルカリ性の物質が中に残ってしまって抜けにくくなってしまうということです。

これは、実はすごく逆効果です。

早く髪の毛から抜けてほしいダメージの原因を、髪の毛の中に留まらせることになります。

 

さらに、パーマを定期的にしている方は注意です。

パーマが取れてきたからといって何回もパーマをしていると、同じ箇所に化学反応をさせてしまうことになります。

たとえば、パーマをしてから3ヶ月経って、パーマが取れてきたからもう1度パーマをかける場合があると思います。

前回から3か月なので髪の毛は約3センチしか伸びていません

なので、パーマをかける髪の毛の場所、化学反応をさせる部分は前回にパーマをかけたところが必ず被るはずです。

2回、3回と履歴が積み重なっていくと、ダメージに繋がります。

 

化学反応をさせることはどうしても防ぎきれないことなので、パーマをかけ続ける場合は、毛先が最低限傷むということを考慮する必要があります。

 

 

パーマは時期やタイミングを考慮する

パーマは時期やタイミングを考慮する

 

とはいえ、「パーマをかけない方がいい」ということではありません。

色々な状況によります。

 

たとえば、現在髪の毛を伸ばしている方にはもちろんおすすめは出来ません。

それはダメージが残るからです。

しかし、今はロングだけど近々切る予定がある方や、イメチェンする予定がある方はチャレンジしてもらってもいいかもしれません。

 

というように、今後のヘアスタイルをどうしていきたいか?というタイミングや時期によって合わせていくといいと思います。

ちなみにぼくは、バッサリ切る予定のある方には1度パーマをかけてみて、それを楽しんでもらった後に切ってもいいのではないですか?ということをおすすめすることもあります。

 

今後の事を考えながら、パーマをかけるかかけないかを選択することが大事です。

そこから本当にパーマが必要かどうかを判断してみてください。

 

【髪の毛のダメージについてはこちらの記事を参考にしてみてください】

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今回のまとめ

毎日のヘアアイロンと1回のパーマでは、1回のパーマのほうが傷みやすいです。

ただし、それはヘアアイロンをダメージしないように使う場合です。

 

ヘアアイロンをダメージしないように使うポイントは

・温度に気を付ける(120℃~150℃ぐらい、1つの毛束を挟むのは5秒まで)
・髪の毛が完全に乾いてからヘアアイロンを使う

この2つです。

 

これを守ってもらえば、1回のパーマより毎日のヘアアイロンのほうがダメージは少ないです。

 

2つのダメージは種類が違います。

・パーマは化学反応のダメージ
・ヘアアイロンは熱のダメージ

 

パーマは化学反応のダメージなので、どうしても防げないダメージがあります。

なので、パーマをかける時期やタイミング、今後ヘアスタイルどうしていきたいかを考慮して、パーマをかけるかどうか選択しましょう。

 

パーマはかけた後のメンテナンスが大事です。

 

今後パーマをかけようか悩んでる方、イメチェンしようか悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

 

ではまた!

 

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  • この記事を書いた人

Ryuho【リュウホ】

見に来てくれてありがとうございます。 神戸三宮 | 美容室「STELLA sannomiya」代表。 美容師歴20年、メイクアップアーティスト歴10年。 「知ってて得する美容情報」を発信中です。 さらに詳しいプロフィールはプロフィールページに書かせて頂いております。 どうぞよろしくお願いいたします。

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