フリマアプリやWebで物を買うことが多くなりましたよね。
非常に便利なことだと思います。
ただし、化粧品に関しては注意が必要です。
取り返しのつかないような事など色々なリスクがあります。
今回はそんな危険性についてお伝えします。
ぜひ参考にしてみてください。
こんな方におすすめ
- webで化粧品を購入している
- フリマアプリで化粧品を買っている
- フリマアプリで化粧品を買おうとしている
- 海外旅行のお土産で化粧品をもらった
- 手作り化粧品を買っている

記事の内容
- 薬機法という法律について
- 薬機法によって守られている
- 偽物を購入してしまう危険性がある
- 偽物と気づかない場合はもっと怖い
薬機法という法律について
「薬機法」という法律があります。
薬機法の正式名称は「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」と言いまして、昔は薬事法と呼ばれていました。
聞いたことがある方もいらっしゃると思いますが、医薬品や医薬部外品、化粧品などは色々なことが法律によって決められています。
これは説明をすると長くなるので、そういうものがあると思って頂くだけで大丈夫です。(笑)
もし、薬機法について詳しく知りたい方はこちらのサイトをご覧ください。
ちなみにどんな法律か?を簡単にご説明します。
たとえば、「この成分は使っても良い」や「それは医薬品です」「
さらに広告で「それは言っていいけどそれはダメ」や「誇大広告になるからこの文言は使ってはいけない」などです。
それから「エビデンス(医学的根拠)があるものはこれです」など、法律なので色々と決まり事があります。
この薬機法は、国によって違います。
たとえば、海外に行って個人的に購入したコスメを、フリマアプリで販売すると違法になります。
「未開封だから良い」というわけではなくて、販売すること自体が違法です。
もちろん「手作りの化粧品」も薬機法違反です。(認可が下りていればOKです)
実は、薬機法でいう「化粧品」の定義は幅が広いです。
医薬品や医薬部外品以外のスキンケアやメイク商品だけではなくて、入浴剤や石鹸、洗浄剤や香水なども含まれます。
なので、このようなものを海外で買ってきて販売することは、全て法律違反なのです。
【化粧品と医薬部外品の違いについてはこちらの記事を参考にしてみてください】
-
-
医薬部外品と化粧品の違い「副作用が怖い方は必見!」
医薬部外品や化粧品という言葉を聞いたことがある方も多いですよね。 とはいえ、あまりよくわからない方も多いと思います。 医薬部外品や化粧品の違いを知ることは、コスメを使う上でとても重要なことです。 よか ...
続きを見る
薬機法によって守られている
今回お伝えしたいのは、「それが法律違反だからダメです」ということではありません。(もちろん法律違反なのでダメですけど笑)
お伝えしたいのは、その怖さです。
では「なぜ怖いのですか?」ということですが、逆に「なぜ法律違反なのか?」ということを考えればすぐにわかると思います。
これは、逆に言うと日本では「安全性が確かなもの」という証拠があるから使用してもOKということですよね。
なぜ法律違反なのかというと、安全性が確かではないから危険な成分が入っていて、それは「使ってはいけませんよ」ということで禁止されてます。
つまり、私たちは薬機法によって守られているということです。
たとえば、海外のコスメをフリマアプリで購入して使用しました。
それがお肌に合わなくて、お肌がすごく荒れてしまったとします。
それで後遺症が残るということになっても、誰の責任にも出来ず自己責任になってしまいます。
当然、フリマアプリの会社の責任にも、販売している人の責任にも出来ません。
もっと怖いのが、中古化粧品をフリマアプリで買うことです。
テスターを販売するのはそもそも薬機法違反なのですが、開封されている化粧品は、どこでどのぐらいどんな人が使用したかは全くわからないですよね。
たとえば、商品の説明に開封後1週間と書いていても、本当かどうかはわかりません。
雑菌もたくさん入ってるかもしれません。
それを使用してお肌にトラブルが起こったとしても、自己責任です。
店頭で買ったものや、Web販売でも正しいサイトで購入すれば、もしトラブルになったとしても販売元や製造元の会社が対応してくれます。
そのために各商品にロットナンバーが記載されています。
偽物を購入してしまう危険性がある
さらに怖いことがあります。
これはフリマアプリに限ったことではないのですが、サロン専売品という商品があります。
サロン専売品とは、「店頭での対面でしか販売できません」という商品です。
これは実際にあるお話なのですが、実は偽物が販売されています。
商品自体がメジャーで有名な商品の場合、ネットでコピー品が出回っています。
たとえば、スキンケア商品を店頭で購入して「また購入したい!」となったとします。
その時に「Webで出てないかな?」と思って検索をしますよね。
「あ、出てるんだ、少し安くで買えるんだな」と、そのままWebで買いますよね?
いざ商品が届いて、よく見たらとてもよく出来たそのスキンケアの類似品で、肝心の中身は全然違うものだったということが普通に起きています。
これはAmazonなどにも出ていて、口コミを見たら明らかに違うと書かれています。
しかし、これも自己責任です。
本物のスキンケア商品を出しているメーカーさんに問い合わせたとしても、もちろん対応してもらえません。
それは違う会社だからです。
とはいえ、買ったところに問い合わせをしたとしても、返金対応には応じてくれません。
モノが違うと言っても、「うちの商品はこれです」と言われて終わりです。
なので、泣き寝入りをしないといけなくなります。
これはこうなるかもしれないというような話ではなく、実際にあるお話です。
偽物と気づかない場合はもっと怖い
さらに、偽物と気付かない場合はもっと怖いですよね。
効果がないスキンケア商品を使い続けることになるからです。
こんなにお金と時間が無駄なことはありません。(笑)
もちろん本物をWebで販売している人や会社もあると思います。
しかし、ほとんどのメーカーさんがサロン専売品として出している商品は、Web販売を禁止していて対面による販売のみです。
これは薬機法などの法律違反ではないですが、メーカーさんとの契約違反です。
ちなみにこれは化粧品だけではなくて、たとえばヘアアイロンやドライヤーなども、メーカーさんとの契約違反でWeb販売しているところもあります。
なので、このように偽物を買わされて損をするリスクや、契約違反をしている人やお店から買いたいですか?ということです。
そんな怖さがあります。
今回のまとめ
化粧品には薬機法という法律があります。
私たちはその薬機法によって守られています。
この薬機法は国によって違います。
なので、海外で個人で買ってきた化粧品を販売するのは法律違反です。
もし身体にトラブルが起きたとしても自己責任です。
特にこれは中古の化粧品であればなおさら怖いです。
Webでは偽物が出回っている商品もあります。
それを購入して後で気づいたとしても、返金や返品は一切出来ません。
偽物と知らなくても効果が出ないものをただ使っているだけです。
本物だったとしてもサロン専売品であればメーカーさんとの契約違反です。
最後に、サロン専売品でもWeb販売がOKなものがあります。
しかしこの場合はほとんどが定価で売られています。
なので、極端に安いものはどこで買うにしても怪しいと思った方がいいです。
1番良いのは店頭で購入することです。
もちろんフリマアプリに限らずWebは便利ですが、そういう危険性もあるということです。
ぜひ参考にしてください。
ではまた!