手軽に出来るセルフカラーは、時間とお金の節約になります。
しかしデメリットも多く存在し、その危険性についてはあまり知られていません。
ではどういうデメリットや危険性があるのでしょうか?
今回はそんな疑問にお答えします。
ぜひ参考にしてください。
こんな方におすすめ
- セルフカラーをしている
- セルフカラーをするか悩んでいる
- セルフカラーのメリットとデメリットが知りたい
- 美容室のカラーとセルフカラーの違いを知りたい
- どんなセルフカラーを使えばいいか知りたい

記事の内容
- セルフカラーについて
- セルフカラーの危険性(デメリット)
- 話題の泡カラーについて
セルフカラーについて
ドラッグストアに行くと数え切れないぐらいのセルフカラー剤が並んでいますよね。
本当にすごい数ですよね。(笑)
この中からご自身で薬剤を選ぶということは、すごく大変だなと思いながら見ています。
プロのぼくが見てもわからないぐらいなので、これを選ぶとなると「理解をして選んでいる人はいないのでは?」と思います。
ぼくは美容師もしていますので、もちろんサロンでもヘアカラーをさせて頂いてます。
今回まず初めにお伝えしておきますが、ぼくは「セルフカラーに反対!」とか「やらない方が良い!」とか、そういうことを言いたいわけではありません。(笑)
セルフカラーにももちろんメリットがありますので、そのメリットとデメリットをお伝えします。
セルフカラーのメリット
セルフカラーはお金と時間を節約出来る
セルフカラーの最大のメリットは低価格です。
お金の節約ができますよね。
美容室で染めるよりも、料金はかなり安くで済みます。
下手すると10分の1ぐらいになる可能性もあります。
ただし、髪の毛がセミロングやロングの方は1箱では足りないと思いますので、そういうことを考慮すると、美容室でカラーをするよりも、だいたい5分の1〜10分の1ぐらいの値段で済むと思います。
これは立派なメリットだと思います。
さらに、自分の染めたい時にいつでも染めることが出来ます。
時間も気にせずご自宅で染めること出来ますから、美容院に行かなくてもいいですよね。
時間も夜中でも出来ます。(笑)
「美容院に行きたいけどお仕事が忙しすぎて行けない」とか、「美容院に行こうと思ったらいつも定休日」とか、、。
よくありますよね(笑)
いつでも自分のペースで染めることが出来るのも、立派なメリットだと思います。
このお金と時間の2つが、大きなセルフカラーのメリットです。
セルフカラーの危険性(デメリット)
セルフカラーはダメージが防げない
セルフカラーのデメリットですが、最大のデメリットは、髪の毛のダメージを防ぐことが出来ません。
とはいえ、市販のカラー剤と美容室に置いてあるカラー剤の違いは、実はそこまで大きな違いはありません。
ほぼ同じです。
厳密に言うと、市販のカラー剤は若干パワーがあって色素が濃いのですが、ほぼ変わらないと思ってもらって大丈夫です。
では、どうしてセルフカラーのダメージが防げないのかと言いますと、これは技術の差です。
美容室でヘアカラーをしてもらうということは、もちろん美容師さんがお薬を塗ってくれますから、傷まないように塗ってくれているのでダメージが少ないです。
それが、セルフカラーだとどうしても自分でカラー剤を塗るので、防ぐことができるダメージも防げないということですね。
ヘアカラーをする時は、髪の毛に化学反応を起こすのでもちろんダメージがあります。
【髪の毛のダメージについてはこちらの記事を参考にしてみてください】
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カラーをする時のダメージは2種類あります。
・防ぐことが出来るダメージ
・防ぐことが出来ないダメージ
この2種類です。
このうちの「防ぐことが出来るダメージ」がセルフカラーだとどうしても出来ません。
なので、ご自身でカラーをするとダメージが防げないということです。
残念なことに、セルフカラーをする時はカラーリングをする時のほぼ全てのダメージを受けます。
美容室でのカラーだと、美容師さんのテクニックで防ぐことが出来るということですね。
さらに、美容室だと化学反応のダメージも出来る限り防ぐことが出来ます。
この差はかなり大きいです。
これがセルフカラーの1番大きなデメリットです。
頭皮トラブルになった場合は自己責任
さらに、頭皮トラブルがあった場合は自己責任になります。
「パッチテスト」というのをご存知でしょうか?
聞いたことがある方も多いと思いますが、これはヘアカラーをする前にかぶれやアレルギーなどの反応がないかを確認する皮膚テストみたいなものです。
【パッチテストについてはこちらの記事を参考にしてみてください】
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ヘアカラーによるアレルギーのリスクとパッチテストの方法
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カラーリングの際は、パッチテストをすることを義務付けられていますが、パッチテストをおそらくご自身ですることはないと思います。
たとえば、パッチテストをしないままセルフカラーをしてお肌がかぶれた場合は、全て自己責任になります。
それ以外にも、「薬剤が垂れてきて目に入ってしまった」などの薬剤によるトラブルも自己責任です。
なので、眉毛を染めたりするのも危険です。
このように、薬剤によるトラブルが起きた時は全て自己責任になります。
色ムラになる
これは説明しなくてもわかると思いますが、当然色ムラになります。(笑)
キレイに染めたつもりでも、サロンで美容師さんにしてもらうことと比べると歴然の差があります。
ただ、この色ムラはただ単に色ムラになるだけではなくて、もっと重大なデメリットがあります。
たとえば、「セルフカラーで失敗をしたのでカラーをキレイに戻したい」と思いますよね。
何回かセルフカラーをして、間に1回美容院に行けば髪の毛がキレイに治ると思われている方もいると思います。
しかし、基本的に1回で治すことは不可能です。
1度セルフカラーをして、髪の毛を本当に全てキレイに治すには、
・ショートで約1年
・ミディアムで約2年
・ロングは約3年
かかります。
たとえば、1年かけてキレイにしてきた髪の毛を、たった1回のセルフカラーで全てゼロにしてしまうことも十分あり得ます。
話題の泡カラーについて
「泡カラー」というのをCMでも見たことがあると思います。
おそらくこの泡カラーが出てきた背景としては、誰でもムラなく簡単に染まると言うのが特徴です。
確かにご自身で染めるにはクリームより染めやすいかもしれません。
とはいえ、誰が染めてもムラがなく染まるという時点で、お薬にとてもパワーがあると思います。
さらに、もし本当に泡カラーがすごく良いのであれば、すべての美容院のカラー剤は今頃泡カラーになっているはずです(笑)
そうではないという時点で、やっぱりセルフカラー向けだと思います。
今回のまとめ
セルフカラーのメリットはお金と時間が節約できるということです。
デメリットは
・頭皮トラブルになった場合に自己責任になる
・色ムラになって元に戻すのに時間がかかる
こう見るとやっぱりデメリットの方が多いですよね。
なので、よく考えてセルフカラーをしてください。
冒頭でもお伝えした通り、セルフカラーをするなということではありません。
メリットとデメリットをしっかり理解しておきましょう。
最後に、お風呂を汚す可能性があるので気をつけてください(笑)
ぜひ参考にしてみてください。
ではまた!