肌荒れや肌トラブルが起きた時に真っ先に思い浮かぶのは医薬品(お薬)だと思います。
とはいえ、常にお薬を使い続ける以上は、本当に健康的な美肌を手に入れることはできません。
それはなぜでしょうか?
医薬品にこだわって使い続けている人も多いと思います。
そんな方はぜひ今回の記事をおすすめします。
こんな方におすすめ
- 肌トラブルが多い
- 医薬品にこだわっている
- 美肌を目指している

記事の内容
- 医薬品で肌荒れを治すことができない理由
- 医薬品にこだわっても美肌にはなれない
医薬品で肌荒れを治すことができない理由
「肌荒れを治したい!」と思った時にはお薬を使いますよね。
あまりにもひどい状態のときは、皮膚科でお薬をもらうこともあると思います。
それはなぜでしょうか?
それは、無意識のうちに「病院でもらうお薬=よく効く」と、思ってしまっているからです。
なので、ニキビやアトピーなどの肌荒れに悩んで、皮膚科で処方されたお薬を長い期間使い続けている人もいるかもしれません。
さらに、化粧品や医薬部外品よりも、医薬品を使う方が美肌になれると思っている人もいるかもしれません。
【化粧品と医薬部外品、医薬品の違いについてはこちらの記事を参考にしてみてください】
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もちろん皮膚科でお薬をもらうことはとても重要なことです。
とはいえ、常にお薬を使い続ける以上は本当に健康的な美肌を手に入れることはできません。
ほとんどのお薬=医薬品は、それそのものを使うことで症状を治癒させる力は持っていません。
その症状を、お薬の生理的な効能によって一時的に鎮めているに過ぎません。
たとえば、ニキビのお薬を使って一時的に改善したとしても、もともとのニキビができた原因をちゃんと解決しないことには必ず再発します。
それをお薬で抑え続けることには限界があります。
さらに、長い間医薬品を使うことによって、副作用があらわれて悪化してしまう可能性もあります。
つまり、美肌を求める限りは、遅かれ早かれお薬を手放さなければならない時が必ずやってきます。
医薬品にこだわっても美肌になれない理由
たとえば、アトピー治療でもっとも頻繁に処方されている「ステロイド」というお薬があります。
ステロイドは、正式には「合成副腎皮質ホルモン」といいます。
「副腎」という臓器から分泌されている「お肌をキレイにしよう!」という信号を発するホルモンと、類似の化学合成物質です。
合成副腎皮質ホルモンは、「ステロイド骨格」という特殊な構造を持っているので「ステロイド」と呼ばれています。
ステロイドをお肌に塗布することで、人工的にお肌をキレイにしよう!という信号を強制的に発します。
そして、お肌をキレイにする力があります。
しかし、非常に重大な副作用があります。
ステロイドを使い続けると、身体が副腎皮質ホルモンを作ることを弱めてしまいます。
自分で作れたはずのものを外から補給し続けるため、身体本来の機能がどんどん弱っていってしまい、自分の力ではお肌をキレイにすることができなくなってしまうのです。
これがステロイド依存という状態です。
つまり、
「塗らないとお肌がキレイにならない=塗るのをやめるとお肌が悪化する」
の悪循環になります。
アトピーが重傷化していく原因のほとんどは、実はステロイドの副作用によるもので、数十年前にはこのような事例が数多く報告されました。
最近では、ステロイドの副作用が知られるようになったためあまり聞かなくなりましたが、現在でもステロイド依存に悩む人は多いです。
このように、医薬品には多かれ少なかれ副作用があり、使い続けるとその症状も大きくなります。
ニキビ治療に用いられる殺菌剤なども同様に、強い副作用を持っています。
【ニキビに関してはこちらの記事を参考にしてみてください】
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美肌を目指すときは、「肌トラブルにはとにかく医薬品を使う」という先入観をなくして、まずはトラブルの原因をしっかり見極めましょう。
そして、そのトラブルに対して有効な手段で対応しましょう。
医薬品を使うことがダメというわけではなく、それぞれに合った対策が大事だということです。
今回のまとめ
美肌を目指すときは「肌トラブルにはとにかく医薬品を使う」という先入観をなくしましょう。
ほとんどのお薬=医薬品は、それそのものを使うことで症状を治癒させる力は持っていません。
その症状を、お薬の生理的な効能によって一時的に鎮めているに過ぎません。
つまり、美肌を求める限りは、遅かれ早かれお薬を手放さなければならない時が必ずやってきます。
さらに、医薬品には必ず副作用があります。
「塗らないとお肌がキレイにならない=塗るのをやめるとお肌が悪化する」
の悪循環になる可能性があります。
まずは、肌トラブルの原因をしっかり見極めましょう。
そしてそのトラブルに対して有効な手段で対応しましょう。
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