手荒れにお悩みの方も多いですよね。
ハンドクリームを常に使っているけど、なかなか良くならない方も多いと思います。
手荒れはなかなか難しいことですが、少し意識をしてもらうことによって変わることもあります。
今回はそんな「コツ」をお伝えさせて頂きます。
ぜひ参考にしてみてください。
こんな方におすすめ
- 手荒れに悩んでいる
- 冬にいつも手荒れをする
- キレイな手になりたい
- 主婦の方

記事の内容
- 手荒れの最大の原因
- キレイな手を叶える3つの法則
手荒れの最大の原因
手荒れの最大の原因は、洗剤で「角層」のバリア成分や皮脂膜を洗い流してしまうからです。
角層のバリアが弱まると、少しの刺激でも炎症を起こしてしまいます。
洗剤の中でも、特に手荒れを深刻化させるのが「食器用洗剤」です。
低刺激な「非イオン界面活性剤」などを使った食器用洗剤もありますが、食器にこびりついた油を落とすものなので、「脱脂力」はどれも強力です。
食器用洗剤を使う機会が多い方は、たとえ低刺激な商品を選んでも、手荒れは治りません。
キレイな手を叶える3つの法則
では、食器用洗剤をたくさん使う方は打つ手がないのか?というと、そうではありません。
「キレイな手を叶える3つの法則」というのがあります。
それは
・ビニール手袋をする
・保湿成分は油脂を選ぶ
・ハンドソープは、ベビーソープや弱酸性ボディソープを使う
この3つです。
ビニール手袋をする
食器用洗剤は、何を使っても手のうるおいを奪うので「ビニール手袋」をしましょう。
さらに、洗うたびに手袋を着けることが重要です。
「ゴム手袋ではダメですか?」とよく聞かれますが、ゴム手袋は分厚いので、食器を触った時に汚れ具合を把握しづらく、蒸れやすくて雑菌が繁殖する可能性があります。
また、ラテックスアレルギーの人はNGです。
使い捨ての「薄手のビニール手袋」のほうが、清潔で使い勝手が良くアレルギーの方も少ないのでおすすめです。
保湿成分は油脂を選ぶ
実は、尿素入りのハンドクリームは角質を破壊します。
なので、保湿成分は油脂(マカダミアナッツ油など)が良いです。
「尿素」配合のハンドクリームは、確かにお肌が柔らかくなります。
でもそれは尿素の「タンパク質変性作用」で固まった皮膚(=タンパク質)を分解しているからです。
角層が薄くなって敏感になる恐れもあります。
また、手にあかぎれがある場合、傷口のタンパク質にダメージを与えて炎症を悪化させる原因にもなります。
気をつけてください。
ハンドソープは、ベビーソープや弱酸性ボディソープを使う
ハンドソープの多用に注意しましょう。
手を洗う時は、「殺菌」「薬用」と書いていないベビーソープや弱酸性ボディソープを使うことをおすすめします。
ハンドソープのCMはやたらと「手は雑菌だらけ!」と脅してきますが、その菌のほとんどが「皮膚常在菌」です。
皮膚常在菌は、お肌や身体の健康に不可欠なので撲滅はいけません。
「薬用」や「殺菌」と書いてあるハンドソープは、皮膚常在菌を根こそぎ排除してしまうのでNGです。
【皮膚常在菌についてはこちらの記事を参考にしてみてください】
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そもそもウイルスやバクテリアは、約40℃以上のお湯だけでほぼ落ちます。
インフルエンザの流行期だけは、普通の石けん(薬用の必要なし)を使い、それ以外はベビーソープや弱酸性ボディソープなど手に優しいものをハンドソープ代わりにしましょう。
今回のまとめ
手荒れの最大の原因は、洗剤で「角層」のバリア成分や皮脂膜を洗い流してしまうからです。
特に食器用洗剤は強力なので、たとえ低刺激な商品を選んだとしても手荒れは治りません。
とはいえ、打つ手がないのかというとそうではありません。
キレイな手を叶える3つの法則は
・ビニール手袋をする
・保湿成分は油脂(マカダミアナッツ油など)を選ぶ
・ハンドソープはベビーソープや弱酸性ボディソープを使う
この3つを意識してみてください。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
ではまた!