切れ毛や枝毛がいつも出来てしまうという方も多いですよね。
なぜかずっと枝毛がある方、毛先をカットしてもらってるのに気づけばまた枝毛が出来ている、、という方も多いと思います。
今回は「枝毛や切れ毛がなぜできるのか?」「枝毛や切れ毛をなくしたい」ということについてお伝えします。
ぜひ参考にしてみてください。
こんな方におすすめ
- いつも枝毛が見つかる
- 髪の毛が切れていることが多い
- 髪の毛が傷んでいる
- 髪の毛を傷ませたくない

記事の内容
- 切れ毛の原因
- 枝毛の原因
- 切れ毛や枝毛の対策
切れ毛の原因
切れ毛は、もちろん髪の毛のダメージによって起こってしまいます。
とはいえ、1度のダメージでなることはほとんどありません。
髪の毛のダメージが蓄積すると起こります。
ここで大事なのは、蓄積ということです。
ダメージのない髪の毛は、1本1本のキューティクルでしっかりと守られています。
キューティクルとは、簡単に言うと「髪の毛の外側を覆う膜」のようなものです。
傷んだ髪の毛は、このキューティクルがめくれ上がっているような状態です。
もっとひどくなると、キューティクルがはがれ落ちてしまって、髪の毛の中身が溶け出し、スカスカになってしまいます。
つまり、イメージとしては、外側の膜がはがれてしまっているので、髪の毛の中の成分が外に漏れ出している状態です。
もう少しわかりやすく言うと、「お寿司」をイメージしてください。
外側の海苔がないので、シャリがポロポロこぼれ落ちているような感じです。
これを髪の毛の空洞化といいます。
そのようなことが理由で、切れ毛につながるということです。
当然そうですよね。
髪の毛の外側も中の成分もなくなっているので、切れてしまいます。
そのような切れ毛は、ちょっとした衝撃を受けるだけでさらにダメージを受けやすくなってしまっています。
「傷んでいる髪の毛は傷みやすい」ということです。
つまり、傷んでいる髪の毛は傷みがどんどん進行していくということですね。
たとえば、栄養不足や乾燥、摩擦、さらにはパーマやカラーのダメージでさらに髪の毛が切れやすくなってしまいます。
「切れ毛が切れ毛を呼ぶ」という悪循環になります。
枝毛の原因
枝毛は、枝葉が分かれるように髪の毛が裂けてしまっている状態のことです。
実は、枝毛は毛先だけではありません。
髪の毛の途中から裂けて分かれているものもあります。
枝毛がなぜ出来るのかというと、髪の毛のタンパク質は細長い繊維状になっているので、縦に裂けやすいからです。
つまり、髪の毛がダメージを受けると、縦に裂けやすいので枝毛が出来るということです。
切れ毛や枝毛の対策
切れ毛や枝毛は、根本的には髪の毛のダメージが原因です。
摩擦や乾燥、紫外線などの物理的ダメージももちろんですが、パーマやカラーのしすぎといった化学反応によるダメージが原因の場合もあります。
対策としては、まずは「無茶なパーマやカラーをしない」ということです。
もしするのであれば、ホームケアを入念におこなってください。
さらに、摩擦をさせないように気をつけることや、乾燥から守るようにヘアケアアイテムを使うこと、紫外線を予防することなど、しっかりとした対策を行いましょう。
また、シャンプーの仕方でも髪の毛は傷みます。
正しいシャンプーの仕方を心がけてください。
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基本的には、傷んだ髪の毛は元には戻りません。
枝毛や切れ毛も、1度起こるとすぐにはなくせません。
枝毛は切ってしまうことが1番手取り早いですが、枝毛を切って無くしたとしても、同じようなお手入れの方法だと、髪の毛が伸びた時にまた枝毛になってしまいます。
初めに、「髪の毛のダメージの蓄積が原因」とお伝えしました。
枝毛をカットしたのになぜかまた枝毛になっているのは、ダメージの蓄積が原因だからです。
大事なのは、枝毛をカットした後にケア方法を変えることです。
そうしないと、いつまでも枝毛や切れ毛がなくなりません。
髪の毛の傷みを防ぐのは、髪の毛を傷ませないようにすることから始まります。
今回のまとめ
切れ毛や枝毛の原因は、髪の毛のダメージの蓄積です。
さらに、傷んでいる髪の毛は傷みやすいので、ダメージの進行スピードは速くなります。
また、パーマやカラーのしすぎも注意しましょう。
摩擦をさせないように気をつけることや、乾燥から守るようにヘアケアアイテムを使うこと、紫外線を予防することなど、しっかりとした対策を行いましょう。
1番良い方法は、枝毛を見つけたらカットして、そのあとはヘアケアの方法を大きく変えることです。
それを地道に続けることによって、枝毛や切れ毛がなくなります。
時間はかかりますが、いつまでも枝毛や切れ毛がなくならない方は、ぜひ参考にしてみてください。
ではまた!