髪の毛を乾かす前につけるトリートメントとして、ヘアオイルをお使いの方も多いと思います。
現在主流の洗い流さないトリートメントですよね。
とはいえ、このヘアオイルを使う場合は少し注意が必要です。
実は、トリートメントなのに髪の毛のダメージを引き起こす場合があります。
ぜひ参考にしてみてください。
こんな方におすすめ
- 洗い流さないヘアオイルを使っている
- 髪の毛を適当に乾かしている
- なぜか髪の毛が傷んでいる
- ヘアオイルを使ってみたい

記事の内容
- ヘアオイルの危険性
- ヘアオイルの正しい使い方
- ヘアオイルとヘアアイロンの相性について
ヘアオイルの危険性
ヘアオイルは、現在は主流のアウトバス(洗い流さないトリートメント)なので、お使いの方も多いと思います。
ヘアオイルの代表的な成分は
・ツバキオイル
・オリーブオイル
・アルガンオイル
などです。
これらは自然由来が原料なので、ナチュラル志向派の方も使いやすく、広く一般に知られるようになりました。
とはいえ、ヘアオイルは正しく使わないと危険です。
実は、使い方によっては髪の毛が悪くなってしまう意外な落とし穴があります。
さらに、知らない間にどんどん悪くなって、気づいたときには相当なダメージがあるということにもなりかねません。
その理由をお伝えします。
まず、オイル(油)の沸点は水よりも高いです。
水の沸点は100℃に対して、油の沸点はおよそ180℃〜190℃で沸騰し始めて、200℃で激しく沸騰します。
なので、シャンプーの後の濡れた髪の毛にオイルをつけてドライヤーで乾かすと、髪の毛の表面が100℃以上に上がってしまって髪の毛に負担がかかります。
どういうことかと言いますと、洗い流さないヘアオイルをつけると、当然見た目はツヤが出るのでキレイに仕上がるのですが、髪の毛の内部は悲鳴をあげているということです。
ヘアオイルの正しい使い方
とはいえ、洗い流さないヘアオイルを使うなと言うわけではありません。
ここで気をつけていただきたいのは、ドライヤーの当て方です。
ドライヤーの吹き出し口から出る風の温度は、平均で120℃です。
髪の毛に近づけると、90℃以上の熱が加わります。
90℃というと、相当な熱が髪の毛に伝わりますよね。
そこでヘアオイルをつけていると、上記のように髪の毛の内部がヤケドをしてしまいます。
さらに、ご自身で乾かす時は、ドライヤーの距離が近い方が多いです。
なので、洗い流さないヘアオイルを使う時は、必ずドライヤーを20センチ〜30センチぐらい離しましょう。
これは意外と離さないといけない距離だと思ってください(笑)
そうなると乾かす時間がかかってしまいますが、髪の毛のダメージを防ぐためには必ず守ってください。
ヘアオイルとヘアアイロンの相性について
ここでひとつ疑問に思うことがあると思います。
それはヘアアイロンを使う場合です。
ヘアアイロンの温度は、もっと高く設定されています。
この流れだと、ヘアアイロンとヘアオイルの組み合わせは良くないのでは?と思いますよね。
とはいえ、ヘアアイロンを使う時は髪の毛が乾いている状態だと思います。
なので、「ヘアアイロン×洗い流さないヘアオイル」の組み合わせは相性が悪いわけではありません。
※ヘアアイロンを使う時は、必ず髪の毛がしっかり乾いた状態で使ってください。
【ヘアアイロンについてはこちらの記事を参考にしてみてください】
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ヘアオイルを使う場合は、髪の毛が濡れている状態からドライヤーで乾かす時に気をつけてください。
この習慣を毎日続けてしまうと、数ヶ月後には髪の毛のダメージが大きくなります。
気づいたときには手遅れの状態になりやすいので、気をつけてください。
【おすすめのヘアオイルについてはこちらの記事を参考にしてみてください】
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今回のまとめ
洗い流さないトリートメントとしてヘアオイルを使う場合は、ドライヤーの使い方に気を付けましょう。
必ず髪の毛から20センチ〜30センチは離してください。
そうしないと、見た目はツヤが出ても、髪の毛の内部は悲鳴をあげています。
もちろんダメージを受けています。
それを知らない間に毎日の習慣として続けてしまうと、気づいたときには手遅れです。
なので、洗い流さないヘアオイルを使う時は必ずドライヤーの距離に気を付けましょう。
ヘアオイルとヘアアイロンを使うのは問題ないですが、必ず水分が乾いた状態、しっかりと髪の毛が乾いた状態でヘアアイロンを使いましょう。
ぜひ覚えておいてくださいね。
ではまた!